フラメンコギターのチューニング

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フラメンコギターのチューニングの仕方

フラメンコギターのチューニングは普通のギターと同じです。低い方から(6弦)E,A,D,G,B,Eです。

曲によって、6弦をDに落としたり、変則チューニングはありますが、まずはこれで合わせます。

チューニングをするのによく使われるのは音叉です。初心者の人は、音で合わせるのではなく、チューニングメーターを見て合わせるほうがやりやすいです。

チューニングメーターは、正しい音に合うと光るものや、針が動くもの、リズム音がなるものなど、色々あります。

慣れてきたら、ピッチパイプや、ピアノの音で合わせられるようになりますが、初心者のうちはピアノや笛の音色とギターの音色が違うものですから、音程の違いがわかりづらいです。

オクターブの違いがわからなくて、弦を巻きすぎてブチッと、切ってしまったりすることも。(ナイロン弦は切れにくいですが。)

私は、音合せは、音叉で合わせています。チューニング用のおもちゃみたいなハーモニカも持っていましたが、小さすぎてなくしてしまいました。

音叉も小さくて、持ち運びに便利です。なくしても800円くらいですので、あまり気を使いません。

音叉の欠点は音が極小ということです。周りが騒がしいと聞こえづらいです。そういうときは音叉の端っこを耳の穴に突っ込むか、頭に押し当てると、頭蓋骨を伝わって聞こえます。ギターに当てても音が大きくなりますが、私は耳で直接聞くほうが合わせやすいように思います。

音叉はラの音(A=440Hz)が鳴ります。これにギターの5弦を合わせて、他の弦は5弦を基準に合わせていきます。

フラメンコギターのカポタスト

三線などでは、歌い手の声の高さでチューニングを変更するらしいですが、フラメンコギターは、カポタストをネックに巻いてキーを変えます。フラメンコの人は、ギターソロでも、カポタストをつけっぱなしにしていることが多いです。

スペイン式の木のカポタストはなかなかかっこよくて、デザインの凝ったものも多いです。カポタストコレクターもいるようです。

音叉とカポタスト

これもなくすことが多くて、演奏会の時など、予備を持っておくようにしていました。音叉と違ってけっこう高いので、なくすとショックです。

平均律と純正律

実はチューニングは、平均律と純正律があります。一オクターブを単純に12で割ったのが平均律です。

ピアノやチューニングメーターで、1本づつ合わせると平均律になります。平均律は、どんなコードの曲でも平均的に、違和感なく和音が鳴ります。

純正律というのは、ある調での和音の響きを優先させたチューニング法です。例えばEのコードで、和音を弾いた時に、唸りのないきれいな響きがでるというものです。平均律での和音より雑味がなく美しいです。

しかし、Eできれいな響きにした場合、たとえばコードチェンジしてAとかCの和音を鳴らすと、うなりが大きくなります。唸りが出るというのは、周波数がぴっちり共振できていないということです。

ピアノは、曲に合わせていちいちチューニングを変えたりできませんから、どのキーでも平均的に良い響きになるように、調整されています。ギターなら、曲ごとにペグを回して微調整することができます。弦楽器の強みですね。

古いフラメンコの曲は、曲の途中でキーがコロコロ変わることは少ないので、純正律で合わすということも多かったようですが、最近はジャズとかフュージョンの影響でコード進行が複雑になってきて、平均律で調整することが多くなっているそうです。

ちなみに私は、そんな微妙な違いを気にしたことはありません。(笑)