老人ホームのボランティアでフラメンコギター演奏

趣味でギターの練習をしている方には、なかなか人前で演奏する機会がないという方も多いことと思います。

ギターに限らず楽器は、誰かに聞いてもらうという意識がないと、なかなか上手になりません。ひとりで満足しておらずに、ぜひ、どんどん人前で演奏しましょう。

はじめは恥ずかしかったり、緊張に震えたり、失敗して打ちのめされたり、自己嫌悪に陥ったりしても、そのうち慣れて快感になります。

ギター演奏を人前で発表しましょう

私が習っている先生のギター教室では、そういった発表会みたいなものがありませんもので、自分でギター演奏できるところを探して、でかけて、よく弾かせてもらっておりました。

クラシックギター好きが集まって演奏するバーでは、フラメンコやボサノバの人も結構いたので、同好の士に温かい目で見られながら、聞いてもらえて、よかったです。店のお客はほとんど全員ギタリストなので、下手なのも愛嬌でOK。(実はライバル心むき出しの鋭い目だったりして。)

週末にライブをしているバーでも、よく弾かせてもらってました。

こちらは、音楽ジャンルも楽器もバラバラ。友だちができてくると、カホンやサックスと合奏したり、昔懐かしグループサウンズのバンドメンバーにしてもらったりしておりました。フラメンコっぽい演奏ができる人が少なかったので、重宝していただきました。

結婚してからは、妻が通っているピアノ教室の発表会でも演奏させてもらったりしています。こちらでは、ピアノや歌が中心で、ギター演奏は珍しく、けっこう注目されます。教室の生徒でないゲスト的ポジションなので、やや緊張します。

一番緊張したのは、フラメンコの踊りの方の伴奏でしたかねー。カルチャーセンターのマダムたちの趣味でしたので、そんなに大層なものでもなかったのですけれど、10人からいるバイレの方々のリズムを狂わせると大変です。演奏自体はコードをジャカジャカやるだけで、踊りの後ろで目立ってませんでしたが、緊張しました。

ボランティア活動に参加

バーとかライブハウスに出ることは、このごろトンとなくなったのですが、かわりに老人ホームのボランティアメンバーとして参加する機会ができてきました。

日頃、代わり映えしない生活に退屈しているお年寄りに、素敵な音楽を聞いていただこうという、妻が通っている教室の先生の提案でした。高齢者施設では、そういうレクレーションのネタに困っているようで、ボランティアを募っているらしいです。

バンドメンバーは、ピアノの先生と、歌の先生と、妻と私。

ボランティアの演奏会は、お金をいただくわけじゃありませんが、バーで弾くのとは、心構えが違いますね。

いままでのは、自分たちが楽しむため、腕試しとか、騒いで楽しいという意識であり、聞いている人が楽しんでくれるかどうかは二の次でありましたが、ボランティア活動は、主体は観客です。おじいちゃんおばあちゃんたちなのです。

曲目は、自分が弾きたいものじゃなくて、お年寄りたちが喜べるものが選ばれます。バンドでの参加ですから、事前に打ち合わせや練習も必要です。

間違えたりつっかえたりしないようにすることはもちろんで、きちっと全員のリズムやハーモニー、ノリが合うように練習します。

リーダーにはMCの能力も求められますね。

人前で演奏するという段階より一歩進んで、人のために演奏するという意識になると、これまた演奏も変わりますよ。より、レベルアップします。

老人ホームでの演奏は、細かいテクニックを試したり称賛されたりする場ではありません。お年寄りにリラックスしてもらったり、若い頃を思い出してもらって、一緒に歌って、ボケ予防にしてもらったり、そういう意識が必要かと思います。

レギュラーメンバーとなれば、登場するだけで喜んでもらえたりするようになるかもしれませんが、スターになるのは、あんまり考えないほうがいいかと思います。(年寄りのスターになってもなあ…という気もしますし。)

人の喜びが我が喜びとなるよう、精進いたしましょう。